悟空はクリリン死亡で強くなる。タンバリン・フリーザの功罪
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悟空ってクリリンのおかげで強くなりますよね。
しかもただクリリンの存在のおかげで強くなるというか、クリリンが死亡することで強くなってきた歴史があるんです。
クリリンの死亡回数は無印ドラゴンボール、ドラゴンボールZ、ドラゴンボールGTで計4回ほどあります。
その中でも悟空が激昂するほどの衝撃的だった『ピッコロ大魔王眷属タンバリン』と『フリーザ』によるクリリン死亡シーン深掘りします。
悟空覚醒の影にクリリンの死亡あり!タンバリンとフリーザの功罪
タンバリンにより殺されたクリリンのために超神水を飲みパワーアップ
引用元 ドラゴンボール 集英社
クリリンが一回目に死亡したのがピッコロ大魔王の眷属タンバリンとの一件。
それまでギャグ漫画チックだった漫画ドラゴンボールの分岐点と言っていい展開ではないでしょうか。
原作ではタンバリンとの戦闘シーンもなく、ただクリリンの死体を悟空たちが発見するというショッキングなシーンだけが描かれていたのが逆にショッキングだった思い出。
初めてのクリリンの死だったために悟空も読者もかなり狼狽しましたよね……。
そこから悟空はタンバリンに復讐しに向かうわけですが、天下一武道会の激闘の後かつ空腹状態だったために惨敗。
手負いだった悟空は惨敗後に出会ったヤジロベーにカリン塔を登ることを協力してもらいます。
カリン塔でカリン様にピッコロ大魔王を倒すための力を求めますが、そこでカリン様は渋々『超神水』という強くなれる劇薬を悟空に勧めます。
桃白白で飲んだ修行させるために用意した超聖水(=ただの水)ではなく、本物の『強くなれる薬』です。
超神水による激痛に耐えた悟空は大猿パワー(=サイヤ人の潜在能力)を手にすることに成功するのでし、その後はピッコロ大魔王の根城に乗り込み、最後はサイヤパワー全開の大猿パンチでピッコロ大魔王を破るのでした。
そこまでの苦行を乗り越えられたのは、やはりクリリン死亡というショッキングな展開が大きく作用してたことは自明です。
基本的に少年悟空の頃は戦うのは好きだし悪は嫌いだけど、世界の平和のためにがんばったことってそれまでなかったんですよね(レッドリボン軍戦もドラゴンボール目当てだったし、たぶん)。
だけどクリリン死亡という出来事から悟空にヒーロー意識が強く芽生えて世界を救うことになったと考えてもおかしくないはずです。
その後にドラゴンボールでクリリンを生き返らせることで一件落着となります。
フリーザがクリリンを殺した怒りのためスーパーサイヤ人化
引用元 ドラゴンボール 集英社
ナメック星にて、悟空渾身の元気玉により打倒したと思われたフリーザが生きており、油断したところでクリリンが餌食となってしまいます。
クリリンがフリーザの超能力で持ち上げられそのまま爆発四散……。
悟空はクリリンがタンバリンにより殺されたことの生き返らせる願いを一回叶えていることから、同じ願いには二度と叶えられないドラゴンボールでもクリリンは生き返らせることができません。
それを身をもって知っていることと、クリリンを失ってしまった悲しみで激昂。
そして歴史的なスーパーサイヤ人への覚醒シーンへ……。
クリリンという存在の死亡が、悟空をさらなる高みへと向かわせたわけですね。
タンバリンのときはクリリンの死がさらなる強さを求めるための原動力にはなったものの、間接的な要因でした。
しかし今回は直接的にクリリンの存在が悟空を強くする要因となったわけです。
もしクリリンという存在がなければスーパーサイヤ人になるチャンスはなかったのではないかと思われます。
もしクリリンと良好な関係を気づけていなかった……とか、クリリンがナメック星まで来ていなかったら……とかIFを考えればきりがないわけですが、悟空にとって強さを手に入れるためにクリリンは必要不可欠だったということは間違いないでしょう。
さて、その後、爆発四散したはずのクリリンはポルンガのおまけによって完全な状態で生き返ったんですが、一度叶えた願いは叶えられないということもあってこれまた悟空と読者は狼狽したものです……。
ポルンガのような別のドラゴンボールになら同じ願いも叶えられるという裏技が生まれた瞬間でもありました。
クリリンは最初は悟空のことなんて大嫌いだった
今でこそ悟空とクリリンは親友関係ですが、最初は全然違ったんですよね。
クリリンも「昔は悟空のことなんて大嫌いだった」と発言していたとおり、少なくともクリリン→悟空への感情は険悪でした。
しかし修行を通し、悟空とクリリンとの間には友情が芽生え、これ以上ない親友関係を築くことができたのです。
悟空とクリリンが険悪なままという可能性は考えられませんが、もし良好な関係を気づけていなければピッコロ大魔王戦も別のものとなったでしょうし、スーパーサイヤ人覚醒もなかったことでしょう。
クリリン自体が即席キャラでいつかは退場させるはずだったのにあれよあれよと親友キャラに上り詰めた背景もあるように、漫画連載って不思議なものですよね。
その親友キャラは主人公を強くするためのキーにもなっていくという……。
面白いものです。
今後、クリリンの死で悟空は強くなる?
タンバリンとフリーザという存在により殺されることで悟空はパワーアップしましたが、今後もそういう展開があるのでは?とちょっと期待しています(クリリンにとっちゃいい迷惑だがw)。
『力の大会』の最終局面ではジレンが自暴自棄になり観客席を攻撃し、クリリンたちが危険に晒され悟空がさらなるパワーを引き出した描写がありました。
しかし大猿パワーを引き出したとかスーパーサイヤ人に覚醒したとかと比べると弱いパワーアップなので、あまりフィーチャーされるようなことでもない印象です。
だからクリリンが危険に晒されることでパワーアップするという展開はまだ力を溜め込んでいる状態(?)です。
ドラゴンボール超やドラゴンボールダイマでそんな展開があってパワーアップしたのならテンション上がるんだろうなぁ。
今後、クリリン死ぬ展開あるといいなぁ。
……私はなんて酷いことを願っているのだ……。
余談:クリリンを殺すのはいつだって中身が声優・中尾隆聖
クリリンがトラウマに思っているのはタンバリンとフリーザです。
そりゃそうですよね、直接殺されちゃったわけですし。
ドラゴンボール超のトラウマを乗り越える修行の中で、特にフィーチャーされていたのがタンバリンとフリーザなんですよね。
実はその中の人、声優はどっちも中尾隆聖さんなんです(笑)
これは製作側が意図したわけでもなく、ただ偶然でそうなったんだから奇跡ですよね。
ともあれ、クリリンにとっては中尾隆聖さんがトラウマなのです(笑)
余談の余談ですが、クリリンの声優である田中真弓さんとフリーザ・タンバリンの声優である中尾隆聖さんは同じ少年ジャンプ原作アニメであるワンピースでも共演しています。
しかしその関係性はドラゴンボールとは大違いであり、ワンピースでは圧倒的にクリリン側(=ルフィ=田中真弓さん)がシーザー(=タンバリン・フリーザ=中尾隆聖さん)に立場的に勝っています。
ルフィに毒ガスは効かずシーザーを簡単にいなすこともできるので、完全に上であり苦戦することもないんですよね。
ともあれクリリンとタンバリン・フリーザの関係性も、ルフィとシーザーの関係性も険悪だったりするのが面白いものです。
まとめ
クリリンの死で強くなる悟空について書いてみました。
『魔人ブウ編』では一斉にクリリン含めみんなチョコにされて食われたのでそこまで悲壮感なく悟空のパワーアップもありませんでした(そもそもそのとき悟空が死人)。
「〇〇に殺された人を生き返らせてくれ」で全部解決しちゃうので、そこらへんは悟空ももう安心してるんじゃないでしょうか?(笑)
ともあれ、クリリンが死亡することで悟空が強くなるという展開は、オマージュ盛りだくさんなドラゴンボール超の展開としては今後ありえるのではないかと思っている次第です。
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